
造形物制作で失敗しないためには、「用途・予算・納期」の3つから素材と製法を選ぶことが最も重要です。
短期イベントなら軽量な発泡スチロールや段ボール、屋外や長期設置なら耐候性の高いFRP※が基本で、設置環境まで伝えることが成功の近道です。
※FRPとはFiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)の略です。ガラス繊維などの強化繊維を樹脂で固めた複合材料で、日本語では「繊維強化プラスチック」や「強化プラスチック」と呼ばれます。一般的にはガラス繊維を使ったGFRPを指します。
「イベント会場にキャラクターの立体物を置きたい」「店舗の入口に目を引くオブジェがほしい」。造形物は、平面の看板やパネルでは出せない存在感で、人の目を引きつけます。
一方で、素材や製法の種類が多く、費用や納期の見当がつかないまま依頼先探しに迷う担当者も少なくありません。
本記事では、造形物の種類と素材、製法の違いを比較表で整理し、費用・納期の目安と依頼の流れを解説します。
あわせて、商業施設やイベント会場に設置する際の安全対策や、グラフィックと組み合わせた空間演出のポイントも紹介します。
造形物とは?主な種類と用途
造形物とは、発泡スチロールやFRP(繊維強化プラスチック) 、樹脂などの素材を使って立体的につくられた物体のことです。テーマパークや店舗、イベント会場、展示会、映像撮影など、さまざまな場面で使われています。
キャラクター・マスコットの造形
企業や施設、地域のキャラクターを立体化したものです。等身大のキャラクターは撮影スポットとしても人気があり、来場者がキャラクターと一緒に写真を撮ることで、SNSでの発信にもつながります。
モニュメント・オブジェ
施設のシンボルや記念碑として設置する造形物です。屋外に長期間設置されることが多いため、耐候性や強度を考慮した設計が必要になります。商業施設の吹き抜けや広場に置く季節のオブジェもこの種類にあたります。
立体看板・立体文字
店名やロゴを立体的に表現した看板です。平面の看板よりも遠くから目立ち、店舗やブースの存在感を高めます。照明を組み込んで夜間に光らせることもできます。
商品の拡大模型・ミニチュア模型
小さな商品を大きく拡大した模型や、大きな建物や製品を縮小したミニチュアです。展示会のブースや店頭ディスプレイで、商品の特徴をわかりやすく伝えるのに役立ちます。
エアー造形(バルーンオブジェ)
ターポリンなどの生地を縫製し、送風機で空気を送り込んで膨らませる造形物です。大型でも軽く、使わないときは折りたたんで保管できるため、屋外イベントや期間限定の装飾に向いています。
種類と用途の早見表
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| 種類 | 主な用途 | 設置場所の例 |
|---|---|---|
| キャラクター・マスコット | ブランディング、フォトスポット | 商業施設、イベント会場、店舗 |
| モニュメント・オブジェ | 施設のシンボル、記念、季節装飾 | 屋外広場、吹き抜け、エントランス |
| 立体看板・立体文字 | 店舗やブースの認知 | 店舗外観、展示会ブース |
| 拡大模型・ミニチュア | 商品説明、展示 | 展示会、ショールーム、店頭 |
| エアー造形 | 大型の演出、屋外イベントの目印 | 屋外イベント、店舗前、スポーツ会場 |
造形物の主な素材と特徴
造形物の仕上がり、耐久性、費用は、素材によって大きく変わります。設置場所と期間、重視したいポイントに合わせて選びましょう。
発泡スチロール
軽くて加工しやすく、大型の造形物でも比較的短期間・低コストで制作できる素材です。舞台美術やテレビ番組の小道具、イベント装飾で広く使われています。表面を樹脂でコーティングしたり、塗装したりして仕上げます。衝撃や紫外線には弱いため、屋外の長期設置には向きません。
FRP(繊維強化プラスチック)
ガラス繊維などを樹脂で固めた素材で、軽くて丈夫、雨風にも強いのが特徴です。テーマパークのキャラクターや屋外のモニュメントなど、長期間設置する造形物に多く使われます。型を使って成形するため、同じ形を複数つくることもできます。一方で、型の制作が必要な分、費用と期間がかかります。
段ボール・紙素材
軽量で加工が早く、費用を抑えやすい素材です。表面に印刷できるため、グラフィックを生かした立体装飾やディスプレイ什器に向いています。使用後はリサイクルしやすく、環境に配慮したい企業のイベントにも選ばれています。水や湿気に弱いため、屋内の短期使用が基本です。
樹脂(3Dプリント)
3Dデータをもとに3Dプリンターで出力する方法です。細かな形状や複雑な曲面を正確に再現でき、小型の模型や試作品、パーツの制作に向いています。大型のものは分割して出力し、組み立てて仕上げます。
木材・金属
重厚感や高級感を出したい場合や、強度が必要な骨組み・台座に使われます。金属は屋外の大型モニュメントにも使われますが、重量があるため運搬や設置の計画が重要になります。
ターポリン(エアー造形)
防水性のある生地を縫製し、空気で膨らませるエアー造形に使われます。大型でも軽く、収納や運搬がしやすいのが強みです。送風機用の電源が必要になる点に注意しましょう。
素材の比較表
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| 素材 | 重さ | 耐久性 | 屋外対応 | 精密さ | 費用感 | 制作期間の目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 発泡スチロール | 軽い | △ | △(コーティングで短期は可) | ○ | 低〜中 | 短い |
| FRP(繊維強化プラスチック) | 軽い〜中 | ◎ | ◎ | ◎ | 中〜高 | 長い(型が必要) |
| 段ボール・紙 | 軽い | △ | ×(屋内向け) | △ | 低 | 短い |
| 樹脂(3Dプリント) | 中 | ○ | ○ | ◎ | 中(サイズによる) | 中 |
| 木材・金属 | 重い | ◎ | ○〜◎ | ○ | 中〜高 | 中〜長い |
| ターポリン(エアー) | 軽い | ○ | ○ | △ | 中 | 中 |
※比較は一般的な傾向です。仕様や加工方法によって変わります。
造形物の製法と選び方
造形物の製法は、大きく分けて「手作業」「機械造形」「型取り成形」の3つです。実際には、これらを組み合わせて制作することも多くあります。
手作業による削り出し・塑造
発泡スチロールのブロックを熱線やナイフで削り出したり、粘土で形を盛り上げたりして形をつくる方法です。職人の技術によって、表情や質感など細かなニュアンスを表現できます。1点ものの造形物に向いています。
機械造形(3Dプリンター・立体彫刻機)
3Dデータをもとに、3Dプリンターや立体彫刻機(NCマシン)で形をつくる方法です。データ通りに正確に再現できるため、ロゴや商品模型など形が決まっているものに適しています。データがあれば同じものを複数つくることもでき、拡大・縮小にも対応しやすいのが利点です。
型取りによる成形:FRP(繊維強化プラスチック) 成形
原型から型を取り、その型にFRPなどの素材を貼り込んで成形する方法です。軽くて丈夫な造形物ができ、同じ形を量産することもできます。屋外のモニュメントやテーマパークの造形物に多く使われます。
用途・予算・納期で選ぶ
どの製法が適しているかは、何を重視するかによって変わります。たとえば、人が身につけるなら軽さ、展示用の模型なら精密さが最優先になり、それによって素材も製法も大きく変わります。依頼する前に、自分たちが重視するポイントを整理しておきましょう。
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| 重視すること | おすすめの素材 | おすすめの製法 | 向いている用途の例 |
|---|---|---|---|
| 軽さ・持ち運びやすさ | 発泡スチロール、ターポリン | 削り出し、エアー造形 | 着ぐるみのパーツ、巡回イベントの装飾 |
| 精密さ・再現性 | 樹脂、FRP(繊維強化プラスチック) | 3Dプリント、機械造形 | 商品模型、ロゴの立体化 |
| 耐久性・屋外設置 | FRP(繊維強化プラスチック)、金属 | 型取り成形 | 屋外モニュメント、常設キャラクター |
| スピード・低コスト | 段ボール、発泡スチロール | 印刷+組み立て、削り出し | 短期イベントの装飾、販促ディスプレイ |
| 量産 | FRP(繊維強化プラスチック)、樹脂 | 型取り成形、3Dプリント | 複数店舗に置くディスプレイ |
造形物制作の流れ
造形物の制作は、ヒアリングから設置まで6つの工程で進むのが一般的です。素材や製法によって工程の一部が省略されたり、期間が変わったりします。
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| 工程 | 期間の目安 | 主な内容 | 確認ポイント |
|---|---|---|---|
| ①ヒアリング | 数日 | 用途、設置場所、サイズ、予算、納期の確認 | 屋内か屋外か、設置期間、搬入経路 |
| ②デザイン・設計 | 1〜2週間 | イラスト・3Dデータの作成、構造の検討 | 正面・側面・背面からの見え方 |
| ③原型制作 | 1〜3週間 | 発泡スチロールや粘土で原型をつくる、または3Dデータを出力 | 形状・バランスの確認 |
| ④型取り・成形 | 1〜3週間 | 型を取り、FRP(繊維強化プラスチック)などで成形 | 強度、重量 |
| ⑤仕上げ・塗装 | 1〜2週間 | 表面処理、塗装、コーティング | 色味、質感、防炎処理の要否 |
| ⑥搬入・設置 | 1日〜 | 運搬、組み立て、固定 | 作業時間帯、固定方法 |
※発泡スチロールの削り出しのみで仕上げる場合は、④の工程が不要になります。
FRP(繊維強化プラスチック) 造形の主な工程
屋外のモニュメントやキャラクターで多く使われるFRP(繊維強化プラスチック) 造形は、次のような工程で制作されます。
原型をつくる
まず設計図やイラストをもとに、発泡スチロールや粘土で実物大の原型をつくります。この原型の出来が、完成品の形を決めます。最近では、3Dデータから立体彫刻機で原型を削り出す方法も増えています。
型を取り、FRP(繊維強化プラスチック) を貼り込む
原型をもとに雌型(めがた)をつくり、その内側にガラス繊維と樹脂を重ねて貼り込みます。樹脂が硬化したら型から外します(脱型)。型があれば、同じ形を複数つくることもできます。
仕上げと塗装
脱型した造形物の欠けや歪みを修正し、表面を研磨して下地を整えます。その後、塗装で色や質感を仕上げます。屋外に設置する場合は、紫外線や雨に強い塗料やコーティングを選びます。
造形物制作の費用と納期の目安
造形物の費用と納期は、サイズ・素材・精密さによって大きく変わります。同じ大きさでも、素材や仕上げの違いで費用が数倍変わることもあるため、見積もりでは仕様の内訳を確認しましょう。
費用を左右する5つの要素
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| 要素 | 費用が上がる条件 | 費用を抑えるポイント |
|---|---|---|
| サイズ | 大型化するほど素材と作業量が増える | 設置場所と見せ方に必要なサイズに絞る |
| 素材 | FRP(繊維強化プラスチック)・金属など、耐久性の高い素材 | 設置期間に合った素材を選ぶ(短期なら軽量素材) |
| 精密さ | 表情や細部まで作り込む、リアルな質感の再現 | 遠くから見る造形物は細部を簡略化する |
| 数量 | 1点ものは型代などが1点に集中する | 複数つくる場合は型取り成形で1点あたりを下げる |
| 設置 | 高所作業、夜間作業、遠方への運搬 | 分割して運べる設計にする、自社で設置できる仕様にする |
具体的な金額は仕様によって大きく変わるため、複数の会社から同じ条件で見積もりを取って比較するのがおすすめです。
サイズ別の納期の目安
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| サイズ | 例 | 納期の目安 |
|---|---|---|
| 小型(〜50cm程度) | 商品模型、卓上ディスプレイ | 2〜4週間程度 |
| 等身大(〜2m程度) | キャラクター、立体看板 | 1〜2か月程度 |
| 大型(2m以上) | モニュメント、大型オブジェ | 2〜3か月以上 |
※デザイン確定後からの一般的な目安です。素材、製法、作り込みの度合い、繁忙期によって前後します。イベントに合わせて設置する場合は、余裕を持って依頼しましょう。
費用を抑える工夫
表面の絵柄を印刷で仕上げる
キャラクターや商品のパッケージなど、絵柄が複雑な造形物は、すべてを手作業で塗装すると費用と時間がかかります。段ボールやスチレンなどの立体に、印刷した絵柄を貼る・直接印刷する方法を組み合わせると、細かなデザインを正確に再現しながら費用を抑えられます。平面に近い立体看板や、短期イベントのディスプレイに特に向いています。
用途に合った素材を選ぶ
数日間のイベントで使うだけなら、屋外対応のFRP(繊維強化プラスチック)で作る必要はありません。逆に、屋外に長期間置く造形物を軽量素材で作ると、劣化して作り直しになることもあります。使用期間と設置場所に合った素材を選ぶことが、結果的に最もコストを抑える方法です。
設置場所に応じた安全対策
造形物は、多くの人が近づき、触れることを前提に設置されます。見た目の完成度と同じくらい、設置場所に合わせた安全対策が重要です。
屋内に設置する場合
商業施設や店舗、展示会場などの屋内では、来場者が触れたり、もたれかかったりしても倒れない安定性が求められます。造形物の重心が高い場合は、台座を重くする、床や壁に固定するなどの対策を行います。角や突起部分は、子どもがぶつかってもけがをしにくい形状にしておくと安心です。
屋外に設置する場合
屋外では、風雨や紫外線、気温の変化に耐えられる素材と仕上げが必要です。特に風の影響は大きく、大型の造形物ほど強い力を受けます。
転倒・落下の防止
屋外の造形物は、アンカーボルトで基礎に固定する、重りを入れた台座に設置するなど、風で倒れない固定方法を設計段階から検討します。エアー造形の場合は、ロープやペグでの固定に加え、強風時に空気を抜いて撤収する運用ルールも決めておきましょう。
防炎対策
多くの人が集まる場所に設置する造形物には、防炎性能が求められる場合があります。設置場所によって確認すべき点が異なります。
商業施設・イベント会場の場合
商業施設や展示会場、イベントホールでは、施設独自の規定で装飾物に防炎性能を求めていることがあります。発泡スチロールや布などの可燃性の素材を使う場合は、防炎塗料や防炎加工の要否を事前に確認しましょう。
屋外・半屋外の場合
屋外のイベントでも、テントの中や人が密集するエリアに設置する場合は、防炎への配慮が必要になることがあります。主催者や会場の管理者に規定を確認しておくと安心です。
防炎証明と施設規定の確認方法
防炎性能が必要な場合は、施設から防炎証明書や素材の資料の提出を求められることがあります。制作を依頼する段階で、設置先の施設名と規定を制作会社に伝え、必要な書類を準備できるか確認しておきましょう。判断に迷う場合は、施設の管理者や所轄の消防署に相談するのが確実です。
造形物とグラフィックを組み合わせた空間演出
造形物は単体で置くよりも、背景パネルやサイン、告知物などのグラフィックと組み合わせることで、より大きな効果を発揮します。
造形物×背景パネルでフォトスポットにする
キャラクターの造形物の後ろに、世界観を表現した背景パネルを置くと、来場者が撮影したくなるフォトスポットになります。造形物だけでは背景に通路や他の店舗が写り込んでしまいますが、背景パネルがあれば写真の完成度が上がり、SNSで発信されやすくなります。
背景パネルは印刷で制作できるため、季節ごとに絵柄を差し替えれば、同じ造形物を年間を通して活用できます。フォトスポットのデザインのコツは「フォトスポット制作ガイド」で詳しく解説しています。
造形物×サイン・告知物で世界観を統一する
造形物と、会場の案内サインやポスター、チラシなどの告知物の色やモチーフをそろえると、イベントや施設の世界観が一貫して伝わります。告知物で見た造形物を会場で実際に見られることで、来場者の期待感も高まります。
造形物と印刷物を別々の会社に依頼すると、色味やデザインのトーンがずれることがあります。デザインデータを共有し、色の基準を最初に決めておくのがポイントです。
造形物の制作会社の選び方
造形物の制作は、依頼先によって得意な分野が異なります。つくりたい造形物の種類と、設置までに必要なものを整理したうえで依頼先を選びましょう。
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| 依頼先 | 得意領域 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 造形専門会社 | FRP(繊維強化プラスチック)造形、リアルなキャラクター、大型モニュメント | 屋外に長期設置する本格的な造形物をつくりたい |
| 看板会社 | 立体看板、立体文字、照明入りサイン | 店舗の外観に立体的な看板を設置したい |
| イベント装飾会社 | 短期イベント用の装飾、エアー造形、設営 | イベント会場全体の装飾をまとめて任せたい |
| 印刷会社 | 段ボール・パネルなど印刷を生かした立体物、背景パネル、告知物 | 印刷グラフィックを生かした立体物や、造形物と組み合わせるパネル・告知物をまとめたい |
本格的なFRP(繊維強化プラスチック) の大型造形物や、リアルな質感の再現が必要な場合は、造形専門会社への依頼が適しています。一方、短期イベントの立体装飾や、造形物と組み合わせるグラフィックまでまとめたい場合は、印刷会社やイベント装飾会社が選択肢になります。
依頼先を選ぶ3つのチェックポイント
- 同じ種類・サイズの制作実績があるか:つくりたい造形物に近い事例があるかを、施工事例のページや提案時に確認します。
- 設置・アフターフォローまで対応できるか:搬入・設置の対応範囲や、破損時の修理、メンテナンスの可否を確認しておくと、長期設置でも安心です。
- 空間全体を見据えた提案ができるか:造形物単体ではなく、背景やサイン、告知物との組み合わせまで提案できる会社なら、より効果的な演出ができます。
造形物制作に関するよくある質問
Q1. 1点だけでも制作を依頼できますか?
多くの制作会社で、1点ものの制作に対応しています。ただし、FRP(繊維強化プラスチック)のように型を使う製法では型代が1点に集中するため、1点あたりの費用は高くなります。1点だけなら、型を使わない削り出しや3Dプリントが向いている場合もあります。
Q2. デザインや図面がなくても依頼できますか?
依頼できます。イメージ写真やイラスト、ラフスケッチをもとに、制作会社がデザインや設計を行います。デザインや3Dデータの作成費は別途かかることが多いため、見積もり時に確認しましょう。
Q3. 屋外に置いても大丈夫ですか?
FRP(繊維強化プラスチック)や金属など、屋外対応の素材と塗装を選べば設置できます。発泡スチロールや段ボールは屋外の長期設置には向かないため、設置場所と期間を最初に制作会社へ伝えてください。
Q4. 壊れたときは修理できますか?
素材や破損の程度によりますが、FRP(繊維強化プラスチック)や発泡スチロールの造形物は部分的な修理や再塗装ができることが多いです。長期設置を予定している場合は、依頼時に修理・メンテナンスの対応可否を確認しておきましょう。
Q5. 使わない時期はどう保管すればよいですか?
直射日光や湿気を避け、ほこりがかからないようにカバーをかけて保管します。大型の造形物は、分解して保管・運搬できる設計にしておくと便利です。エアー造形は、乾燥させてから折りたたんで保管します。
Q6. イラストのキャラクターを立体にできますか?
できます。正面だけでなく、側面や背面からの見え方を設計する必要があるため、三面図や複数の角度のイラストがあるとスムーズです。イラストが正面のみの場合は、制作会社がデザインを補って提案します。
Q7. 他社のキャラクターやロゴを造形物にしてもよいですか?
キャラクターやロゴには著作権や商標権があるため、権利元の許諾が必要です。許諾がないまま制作・設置すると権利侵害になる恐れがあるため、必ず事前に確認しましょう。
Q8. 運搬や設置もお願いできますか?
多くの制作会社が運搬・設置まで対応していますが、対応エリアや費用は会社によって異なります。商業施設では搬入時間や経路が決められていることが多いため、施設の規定もあわせて制作会社に伝えてください。
まとめ|用途に合った素材と製法で、存在感のある造形物をつくろう
造形物制作では、用途・予算・納期の3つから素材と製法を選ぶことが成功の鍵です。短期イベントなら軽量で低コストな素材、屋外や長期設置なら耐久性の高いFRP(繊維強化プラスチック) など、設置場所と期間に合わせて選びましょう。商業施設やイベント会場では、転倒防止や防炎といった安全対策も欠かせません。
小西印刷所では、造形物と組み合わせる背景パネルやフォトスポット、案内サイン、告知物まで、統一したデザインで制作しています。イベントや施設の空間演出をまとめてご相談いただけます。




