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電子ブック作成ツールとは?活用方法とメリット・デメリットを解説

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電子ブック作成ツールは、企業や個人が手軽にPDFや紙資料をデジタル化することが出来るツールです。特に、営業資料や社内報、セミナー資料を簡単にオンラインで共有できる点で、ビジネスシーンにおける活用が急速に広がっています。しかしPDFが身近でもあるため、わざわざツールを活用する必要性が分からない方々も多くいます。そこでPDFとの違いや電子ブックのメリット・デメリットを解説します。

電子ブック作成ツールとは?

電子ブック作成ツールの概要

電子ブック作成ツールとは、PDFや紙資料をデジタル化することが出来るツールです。誰でも簡単に作成ができ、オンラインで共有できることが特徴です。紙媒体の資料やPDFとは異なり、視覚的にわかりやすく、操作性にも優れたコンテンツを作ることができ、特にビジネスシーンでは、営業資料やプレゼン資料をデジタル化し、顧客に提供する際に非常に有効です。 このツールを使うことで、プレゼン資料やカタログの電子化はもちろん、インタラクティブな要素(例えば、動画やリンクの埋め込み)が可能となり、ユーザーにとって情報をわかりやすく、魅力的に伝えることができます。さらに、管理面でも閲覧履歴を取得したり、ページごとの閲覧時間を把握できたりするため、マーケティング活動にも役立つツールです。

電子ブック作成ツールの役割

電子ブック作成ツールの役割は、単なるデジタル化するだけでなく、情報共有をスムーズにすることも挙げられます。例えば、従来のPDFでは、ページ間の移動が煩雑になりがちですが、電子ブック作成ツールを使えば、簡単に目次から各ページに飛べたり、動画やリンクを直接組み込んだりできるため、情報をわかりやすく、魅力的に伝えることができます。 特に、商談の際に活用されるケースが多く、営業マンがリアルタイムで資料をデジタルデバイスで見せながら説明することが可能になります。これにより、資料の持ち運びや管理が簡素化され、常に最新の情報を反映した状態で顧客に提供できる点が大きなメリットです。

PDFとの違い

電子ブック作成ツールとPDFには4つの違いがあります。ここでは、具体的な4つの違いについて詳しく説明します。

①表示スピード

電子ブックは、PDFに比べてページの表示スピードが高速です。PDFは、画像の重たいものですと、ページの読み込みに時間がかかることがあります。一方、電子ブック作成ツールを使用したコンテンツは、ページ単位での読み込みが行われるため、ユーザーは待ち時間を感じることなくスムーズに閲覧できます。特に、ビジネスシーンでの即時性が求められる場面では、このスピードの違いが大きなメリットとなります。

②閲覧ログの取得

PDFでは、ユーザーがどのページをどれくらい閲覧したかなどの詳細な情報を取得することが難しいですが、電子ブックでは閲覧ログの取得が可能です。これにより、どのページがよく読まれているか、どのコンテンツが特に注目されているかを把握することができます。企業はこのデータを基に、営業活動やマーケティング施策を改善し、魅力的なコンテンツを作成することができます。

③埋め込み機能

電子ブックは、PDFにはないインタラクティブな要素を組み込むことが可能です。例えば、動画やリンクを直接ページに埋め込むことで、ユーザーに対してよりリッチな体験を提供できます。これにより、ただのテキストや画像だけではなく、視覚的にも動的な情報を伝えることができ、ユーザーの理解や関心を深めることができます。

④複数の資料を跨いだ検索機能

PDFは基本的に1つのファイル内での検索しかできませんが、電子ブックを使えば、複数のカタログや資料を跨いだ検索が可能です。これにより、大量の資料の中から必要な情報を迅速に見つけ出すことができ、作業効率が大幅に向上します。特に、複数の製品カタログや技術資料を扱う場面では、この検索機能が非常に便利です。

電子ブックのメリット・デメリット

ここまで電子ブックやPDFとの違いを説明してきました。メリットもあれば、デメリットも存在します。電子ブックよりも紙やPDFが好まれる場合もありますので、解説していきます。

メリット

コスト削減

電子ブックを利用する最大のメリットの一つがコスト削減です。紙媒体での資料やカタログの印刷、郵送にかかるコストを大幅に削減できます。また、情報の更新や配布もデジタルなら簡単で、物理的なコストはほぼ発生しません。これにより、情報をリアルタイムで顧客に届けることができ、常に最新の状態を維持できます。

商談・売上の増加

電子ブックは、商談時に即座に資料を提示できる点が優れています。営業担当者は常に最新のカタログや資料を手元に持ち、顧客のニーズに即応できるため、購買意欲を損ねることなく情報共有できる点も魅力です。さらに、電子ブックならではのインタラクティブな機能(動画やリンクの埋め込みなど)を活用することで、商品やサービスの魅力をより具体的に伝えることが可能です。これにより、顧客の関心を引き、最終的な売上向上にもつながります。

顧客満足度の向上

電子ブックは、閲覧者にとっても便利なツールです。常に最新情報が表示されるため、「欲しいと思ったものがない」などと言った情報の陳腐化を避けることが出来ます。また、複数のカタログやパンフレットを検索機能で一度に調べられるため、必要な情報をすぐに見つけることができ、顧客満足度を高める要因となります。

デメリット

電子機器での閲覧が必須

電子ブックを閲覧するためには、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの電子機器が必要です。これにより、年配層やITリテラシーが低い層には利用が難しくなる場合があります。

インターネット環境も必須

電子ブックは基本的にインターネットに接続した状態で閲覧することが前提となるため、オフライン環境では利用が制限されることがあります。特に、安定したネット接続がない場所や状況では、スムーズな利用が難しくなり、結果的に資料が見られない、アクセスできないといった問題が発生する可能性があります。 このように、電子ブックには多くのメリットがある一方で、技術的な制約によるデメリットも考慮する必要があります。

電子ブック作成ツールの成功事例

次に電子ブックを活用した顧客の事例をお伝えします。今回は「コスト削減」と「商談創出」の双方の事例を紹介します。

年間数千万円のコスト削減

株式会社はとバスは、東京都内・神奈川県内で定期観光バスおよび貸切バスを運行している会社になります。 紙媒体から電子ブックへ変更したことにより、コストの削減を行った事例をお伝えします。

電子ブック導入前の課題

従来、観光バスのパンフレットやツアーガイドは、印刷(紙媒体)に依存していました。このような紙媒体での情報提供は、印刷費や郵送費といった高額なコストがかかり、特にツアーやサービス内容の更新時には、そのたびに印刷物を刷り直す必要がありました。さらに、パンフレットが配布されるまでにタイムラグが生じ、タイムリーに顧客に最新情報を提供するのが難しかったという課題も抱えていました。

電子ブック導入後の効果

電子ブックの導入によって、これまでかかっていた印刷や郵送のコストが大幅に削減されました。パンフレットやツアーガイドをデジタル化したことで、最新の情報をリアルタイムで更新し、顧客にすぐに提供できるようになりました。これにより、情報はいち早く顧客に届けられるようになった上で、年間で数千万円ものコストを削減することに成功しています。また、環境への配慮に対して顧客からの評価も得られました。
提供元:https://actibook.cloudcircus.jp/media/cases/hatobus

商談創出

株式会社マウンテックは、粉体用計測機器の製造・販売を行うメーカーです。 電子カタログにある工夫を凝らしたことで、リード獲得及び商談創出につなげた事例をお伝えします。

電子ブック導入前の課題

多くの技術カタログや仕様書を電子ブック化させ、Webサイト上へ掲載をしていましたが、収集したログデータを営業活動に結びつけられてない課題がありました。 また誰にでも見れる状態になっており、「情報を垂れ流しにせず、何か打てる手はないか」と模索している状態でもありました。

電子ブック導入後の効果

カタログを閲覧するためには、「メールアドレス」の入力が必要な仕様に変更しました。それにより、タダで情報を提供するのではなく、「リード情報」を獲得することが出来ます。 また電子ブックの閲覧ログ機能を活用することで、「いつ、誰が、どのページを見ていたのか」が分かるようになりました。 リード情報と閲覧ログ機能を用いることで、閲覧後半日経過のタイミングで「資料を閲覧頂きましてありがとうございます。実は弊社ではこのような実績も・・・」と閲覧したページから興味を持っている商品の予測を立てて電話・メールすることで出来るようになりました。 新規のお客様にはメールでアプローチをしていますが、返信率は10%以上あり、商談にもつながりました。 これらの事例からもわかるように、電子ブック作成ツールは、単なるコスト削減だけでなく、商談創出や営業活動の効率化にも大きな効果をもたらします。
提供元:https://actibook.cloudcircus.jp/media/cases/mountech

まとめ

本コラムでは、電子ブックとPDFの違いやメリット・デメリット、成功事例について解説をしました。 皆さまの検討のお力になれれば幸いです。 またその他おススメ記事も纏めておきますので、併せてご覧ください。


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