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電子カタログとは? PDFとの違いや作成のメリットを解説

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最終更新日:2023/10/18
 

ここ数年で急速に進んだビジネスのオンライン化に伴い、当社でも電子カタログ制作や、紙カタログの電子化のご依頼が増えています。

 

今回の記事では、電子カタログ(デジタルカタログ)について、PDFとの違いやメリット・デメリット、印刷物との使い分けなどをご紹介します。

 

 

そもそも電子カタログ(デジタルカタログ)とは?

 

電子カタログとは、WEB上で閲覧することができるカタログのこと。電子ブックやe-book、デジタルカタログ、WEBカタログなど呼称はさまざまですが、基本的にはカタログやパンフレットなど印刷物のデータをもとに作られます。

 

パソコンやスマートフォン、タブレット等のデバイスからWEBブラウザ経由でアクセス・閲覧することができ、実際の紙のカタログのようにパラパラとページをめくるような動きが表現されているのが特徴です。

 

 

電子カタログとPDFの違いは?

 

電子カタログについて、お客様によく聞かれる質問が「PDFとどう違うの?」です。一般的な紙カタログ(印刷物)の制作では、校了後に閲覧用PDFを作成することも多いため、「PDFで事足りるのでは?」と思われる方も多いようです。

 

電子カタログとPDFの違いとしては、以下のような点が挙げられます。

 

閲覧する環境を選ばない

PDFを閲覧するには、パソコンやスマートフォン等にAdobe Acrobat Readerなどのソフトやアプリがインストールされている必要があります。これに対して電子カタログは、WEBブラウザさえあれば閲覧することができ、専用ソフトをインストールする必要がありません。電子カタログで主流となっているHTML形式では、表示速度もPDFより圧倒的にスピーディーです。

 

動画やURLリンクなどのリッチな表現が可能

PDFの表現方法は主に文字と静止画(画像)であるのに対して、電子カタログでは文字と静止画以外にも、動画やURLリンク、マップの埋め込みなど多彩な表現を行うことができます。電子カタログ特有の「ページをパラパラとめくる動き」も含め、動的でリッチな表現が可能です。

 

複数ページの閲覧にストレスが少ない

複数ページのPDFは下へ下へと縦スクロールして閲覧するため、ページ数が多くなると読みづらく、表示も遅くなるのが難点です。電子カタログでは、実際の印刷物と同じ感覚でページをめくって閲覧できるため、読み手のストレスが少なくなります。電子カタログソフトにもよりますが、文字組みに応じて右開き・左開きを指定でき、紙媒体と同じような見せ方をすることができます。

 

アクセスデータの解析・活用が可能

PDFにはアクセス解析用のタグが設置できないため、効果測定がなかなか難しいのが現状です。一方、電子カタログは、ページごとの閲覧数や滞在時間、埋め込んだリンクのクリック数などアクセス解析データを取得できるため、カタログの改善やマーケティングに有効活用できます。

 

 

電子カタログ(デジタルカタログ)のメリットは?

 

次に、紙のカタログ(印刷物)と電子カタログを比較してみましょう。電子カタログのメリットとして、以下のような点が挙げられます。

 

郵送コストが削減できる

紙のカタログをお客様に届けるには郵送コストがかかりますが、電子カタログはオンラインで公開することができます。メールでURLを送ったり、WEBサイト内にリンクを用意するだけで見てもらえるため、郵送コストの削減に加え、手軽さやスピードも確保できます。

 

バックナンバーをWEB上に保管できる

紙のカタログには物理的な保管スペースが必要ですが、電子カタログにはその必要がありません。定期的に発行されるカタログや情報誌等では、バックナンバーをWEB上に掲載しておくことで、いつでも閲覧することが可能です。

 

持ち運びの負担がなくなる

閲覧環境さえあればいつでもどこからでもアクセスすることができるため、ページ数の多いカタログをわざわざ持ち運ぶ必要がなくなります。カタログを受け取るお客様にも、自社カタログを持ち歩く営業社員にとっても、持ち運びの負担がなくなります。

 

新商品追加やモデルチェンジなど改訂がしやすい

紙のカタログでは、新商品情報だけ別に作成したり、価格変更やモデルチェンジによる修正が入った場合は挟み込みやシールで対応する必要があります。改訂後は古いカタログの在庫を廃棄しなければならないなど、コスト面でも環境面でもロスが生じることがありました。デジタルカタログであれば、新商品追加や一部変更などの改訂対応がしやすく、ロスがありません。

デジタルならではの便利な機能がある

先に述べた動画やURLリンクの埋め込みといった機能に加え、キーワードによる検索やページの拡大機能など、デジタルならではの便利な機能が活用できます。

 

 

おすすめは電子カタログと印刷物のハイブリッド活用

 

ここまで電子カタログの特性やメリットを見てきましたが、下記のようなデメリットもあります。

電子カタログのデメリット
ネットがつながる環境下でしか閲覧できない *アプリ版ではデバイスにダウンロード可能なものもあります

パソコンやスマートフォン等の閲覧用デバイスを持っていないと見られない

閲覧するデバイスによって見え方が異なる(スマートフォンの小さな画面では見づらい場合もある)

 

電子カタログにも紙のカタログにもそれぞれの特性があり、一概にどちらが優れていると言うことはできません。

 

たとえば、紙のカタログはいつでもどこでも見ることができ、デジタルになじみのない高齢者層にも届きやすい手軽さ、一度に情報を読み取れる一覧性(視認性)の高さがあります。さらに製品の色調・質感の再現性の高さ、実物が手元に残ることによる保管性・再読性の高さなど、印刷物ならではの長所もたくさんあります。

【関連記事】今後は電子カタログが主流に?紙カタログのメリットと必要性とは>>>

 

電子カタログ(デジタル)と紙のカタログ(印刷物)、それぞれの長所・利点を生かしながら、ターゲットや目的に応じてハイブリッドに使い分けていくことをおすすめします。

 

【関連記事】電子カタログの「ログ解析」をマーケティングやコンテンツ改善に活用!>>>



 

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