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地球課題を解決するヒントを学べる森[里山]でSDGsに貢献!

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当社グループ企業の株式会社プレシーズによるプロジェクト「プレシーズの森」の活動を報告します。

栃木県佐野市葛生町の合同会社モリ田守センターの協力のもと、地球課題を解決するヒントを学べる森[里山]として、また伝統的な里山文化を継承する場として、2013年に「プレシーズの森」を開設し、10年にわたり里地里山保全活動を行ってきました。

「プレシーズの森」では、休耕田を復活することで人工林、自然林、竹林、さわ、田畑、水源などで構成された豊かな自然環境を守り、人と森との繋がりを学び、育む活動を続けています。

2023年6月3日(土)に、プロジェクト第3回目となる「カエルの生態調査」「田植え・電柵設置」を実施しました。当日朝までの荒天のため、企業の方々を招いての開催は中止し、当社スタッフおよび関係者の方だけで、カエルの生態調査、田植え体験や鳥獣被害対策の電柵設置などの作業を安全を考慮した上で実施しました。


生態調査(カエル):採取 観察記録・講評

テーマ「プレシーズの森 カエルの生態調査」


プレシーズの森(モリ田守センター)では、有機栽培による「環境配慮型 水稲栽培」をはじめ、土水路による整備など、生態系が育まれる豊かな環境づくりを続けてまいりました。この度、どのような種類の「カエル」がどのくらい「プレシーズの森」に生息しているかを採取し、観察記録を取ることで生態調査を実施しました。

※本「カエルの生態調査」への取り組みは、元佐野高校校長青柳先生、宇都宮大学大久保先生、守山先生より助言いただき、調査方針を定めて実施しました。青柳先生には当日「カエルの生態調査」への参加、事前のご説明および各チーム発表への講評をいただき、ご協力感謝申し上げます。

主旨説明(10時-11時)

プレシーズ菅原より、開会のご挨拶をさせていただいた後、まず、イーソリューション市瀬社長より里山の大切さについての講義「森と里山のお話」をしていただきました。続いて、プレシーズの森担当萩原より「田植え」と「生態調査」を一緒に行う理由についてご説明させていただきました。




※当日説明資料より一部抜粋掲載


生態調査前 主旨と注意点の説明(13時-13時10分)

元佐野高校校長青柳先生、プレシーズの森(モリ田守センター)管理者赤堀氏より、カエル採取についての事前説明、絶滅危惧種のカエルについて、4チームの分担エリア、注意点、集合時間などのご説明をいただきました。

各チームへ上記の「カエル図鑑シート」を配布し、こちらを見ながら「プレシーズの森」にいるカエルの種別同定ができるようにしました。

各チーム カエル採取(13時10分-13時40分)
以下、4チームで担当の田畑エリアに分かれて、カエルやオタマジャクシ、卵塊の採取を約30分間行いました。「カエル図鑑シート」を手に取り、採取したカエルの種類が何かを確認しながら、実施しました。


・1班(リーダーPR萩原)  「田9、畑1」を対象に「カエル調査」実施
・2班(リーダーPR菅原)  「田5-8」を対象に「カエル調査」実施
・3班(リーダーPR飯高)  「田3-4」を対象に「カエル調査」実施
・4班(リーダーPR山田)  「田1-2」を対象に「カエル調査」実施

捕まえたカエルが逃げないように、急いでカゴに入れましょう。

「このカエルは、どれかな?」【カエル図鑑シート】で確認しよう!

 

栃木県の準絶滅危惧「シュレーゲルアオガエルの卵塊」。「田1~2」「田5~8」「田9と畑1」と複数個所で発見!

「プレシーズの森」には、レッドリスト対象の種も含めて、カエルが沢山いました!

各チーム リーダー発表 青柳先生 講評(13時40分-14時)

4チームのチームリーダーより、担当エリアで採取したカエル、オタマジャクシ、卵塊の種類、数、採取状況を発表しました。各チーム調査票は以下の添付資料をご参照ください。
・1班 田9、畑1 カエル調査シート(PDF)
・2班 田5-8 カエル調査シート(PDF)
・3班 田3-4 カエル調査シート(PDF)
・4班 田1-2 カエル調査シート(PDF)


〜青柳先生より総評〜
(田1~2)は、一番水源近くの田で水は冬から張った状態、(田3~8)は約2週間前に水入れ、(田9)は1週間前に水入れと、田んぼに水が、入った時期がそれぞれ違います。そのため、カエルは環境を選んで、卵を生み、育つことが出来ます。水を入れる時期とカエルの種は密接な関係があります。また、土水路は昆虫がいやすい環境のため、カエルも餌を確保しやすいですね。(畑1)に大量のカエルがいて、卵塊があったのは、畑に餌となる昆虫が沢山いたのも理由だと思います。カエルのいる場所には、それぞれ理由があります。里山や畑や田んぼ、田んぼの水入れの時期など多様な環境がカエルの生息に影響を及ぼしています。今回のまとめは、資料としても非常に貴重なものとなりました。



4班のシートをまとめた資料は以下PDFをご参照ください。
・4班分 230603_4班分_カエル類 調査まとめ資料(PDF)

 

★当日の「カエルの生態調査」動画(約3分)はコチラです!


各チームの発表毎に講評を青柳先生よりいただき大変ありがとうございました。また、採取に協力いただいた各チームの皆さん貴重な記録作成大変ありがとうございました。カエルの種別選定に好評だった「カエル図鑑シート」は参加のお子様に持ち帰ってもらいました!プレシーズの森の「生態調査」はこれからも継続していく予定です。


里地里山保全活動

〜田植え、電柵設置(鳥獣被害対策)〜

朝からの嵐が嘘のような好天に恵まれ、明るい日差しの中田植え体験をしていただきました。

この稲を、皆で田んぼに植えましょう!

2022年12月から続けてきた「電柵作業」の最後の仕上げとして「電線張り」を行いました。田植えで田んぼに稲が入りますので、イノシシやシカなど鳥獣被害に遭わないよう電柵を仕上げました。鳥獣被害対策の効果に期待して、お米がたわわに実るのを待ちましょう!これからも、プレシーズの森「里山保全プロジェクト2023」にご期待ください!



以上、SDGsに貢献できる「地球課題を解決するヒントを学べる森[里山]」プロジェクトをご紹介しました。

 

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