
小西印刷所では、「早く・安く・簡単に」をモットーに、コロナ禍以降の3年間で300本以上の動画制作を手がけてきました。
最近では、当社だけで完結するケースに加え、日本創発グループのリソースが加わることで、よりいっそうスケールアップした動画制作サービスをご提案できるようになりました。
グリーンバック撮影の最新形!バーチャルプロダクションとは
その一つが、XRスタジオでのバーチャルプロダクション撮影です。
バーチャルプロダクションとは、グリーンバックやLEDスクリーンとCG背景を組み合わせた撮影方法で、カメラ・CG背景・照明を同期させてリアルタイムで映像を合成する新しい技術です。
従来のグリーンバック撮影と大きく違うのは、視差効果もリアルタイムで再現できること。
背景映像がカメラトラッキング(カメラワーク)に合わせて動くため、演者や現場関係者は合成イメージをその場で確認しながら撮影を進めることができます。後工程での合成作業も、大幅に短縮できます。
撮影した映像はその場でライブ配信したり、テレビCMや映画、ドラマなどクオリティを要求されるコンテンツでは後処理で合成して仕上げることも可能です。
左が撮影素材。右のような背景合成イメージがその場で確認できる
バーチャルプロダクションが映画やドラマの新スタンダードに?
日本ではこれからの技術といえますが、すでにハリウッドをはじめとする映画業界やNetflixなどの映像ストリーミング業界ではスタンダードになっています。
たとえば、2019年にDisney+で配信されたスター・ウォーズシリーズのドラマ『マンダロリアン』は、世界に先駆けてバーチャルプロダクションを撮影に活用した事例として知られています。また日本の事例では、NHKの大河ドラマ『どうする家康』『鎌倉殿の13人』の撮影にバーチャルプロダクションを取り入れています。(LEDスクリーンに映し出された背景映像をバックに、手前で演じる俳優と組み合わせてリアルタイムで撮影)
映画やテレビ、ミュージックビデオといったエンタメ分野はもちろん、企業CM、SNS上のデジタルコンテンツ、企業の株主総会やセミナーなど、さまざまな映像制作現場でバーチャルプロダクションを取り入れる動きが広がりつつあります。
国内では、バーチャルプロダクションに対応できる撮影スタジオはまだ多くないのですが、当社が所属する日本創発グループではXRスタジオを保有しています。2021年には、バーチャルプロダクションで撮影した決算説明会をオンライン配信しました。
詳しくはこちらから。メイキング映像もご覧いただけます>>>
バーチャルプロダクション(XRスタジオ撮影)のメリット
XRスタジオでのバーチャルプロダクション撮影のメリットとして、以下が挙げられます。
・時間や場所にとらわれない撮影が可能になる
・編集や合成などの後工程(ポストプロダクション)を待たずにその場で仕上がりイメージを確認できる
ロケが不要になるということは当然、撮影スケジュールの短縮やコスト削減が可能になるということ。時間や場所にとらわれずに撮影できるバーチャルプロダクションは、映像制作ワークフローにおけるDXであると言えます。
コロナが落ち着いてきた今、ようやくロケや海外撮影が行いやすい環境になってきましたが、「そもそもロケなしで動画制作が完結できるならその方がいい!」ということで、ロケなし動画制作によって従来コストを大幅に削減できる時代が来ています。
コロナ前は気にならなかった「手間」や「時間」、コロナ前には気づかなかった「コスト」を大幅に削減しながら、高品質な動画をご提供することが可能になりました。ぜひ気軽にお問い合わせください。