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終息を願ってー終息?収束?意味と使い分けを考える

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「終息」と「収束」、どちらが正しい?

 

当社では、お客様から入稿いただいた原稿をそのまま印刷するのではなく、担当営業やディレクター、オペレーター、社内校正係など複数のスタッフが原稿をチェックしています。

 

誤字脱字の校正はもちろんですが、表記統一や言い回しの妥当性、時には時候にそぐわない内容やファクトチェック(事実関係の確認)まで校閲し、疑問点やご提案という形でお客様にご確認をお願いするようにしています。

 

しかし、日本語は大変難しく、同じ読みの漢字でも意味が違ったり(同音異義語)、送り仮名の使い方や句読点を打つ位置など、ルールが決まっているようで決まっていないものも多数存在します。

 

例えば、新型コロナウイルスの「しゅうそく」を願います、という文言。
みなさんは「終息」と「収束」のどちらを使われていますか?

 

「終息」=「完全に終わる」という意味

「収束」=「(状況・事態などが)ある一定の状態に落ち着く」という意味

と捉えられています。

(参照:NHK文化放送研究所) 

どちらも誤りではないので、新型コロナウイルスが世間を騒がせ始めた当初は、「終息」と「収束」どちらであっても原稿ママで進めていましたが、現在は「収まるだけでは安心できない、一刻も早く平和な頃に戻ってほしい」という願いを込めて、「終息」を使われてはどうかとご提案しています。

 

言葉には「言霊(ことだま)」という不思議な力が宿っているといわれています。新型コロナウイルスの脅威に怯えるだけでなく、自分たちが今できることは何かを考え、積極的に未来に向けた行動をとれるよう心がけたいものですね。


少しでも早く、穏やかで活気に満ちた日常に戻れますよう、「終息」を心より願っています。

 

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