ナンバリングチケット等に活用される「串刺し印刷」
「串刺し印刷」という言葉を聞いたことはありますか?
「串刺し」と聞いて、ついおだんご的な何かを思い浮かべてしまいますが、食べ物のお話ではありません。
「串刺し印刷」とは、「串刺し面付け」とも言われ、ナンバリングされたチケット等を印刷する際に使われる手法のことです。
ナンバリングチケットのように大量のバリアブル印刷(可変印刷)をする場合、用紙を効率よく使うために面付けを行います。InDesignのデータ結合などを利用した場合はZ順またはN順に面付けされるため、断裁後に番号順に並べ替える必要が出てきます。
人力で並べ替えを行うのは非常に手間がかかるうえ、ミスが起こる可能性も高い。そのため、串刺し印刷(串刺し面付け)を行うことで、断裁後に積み重なった時に自然に番号順になるように工夫をする、というわけです。
断裁後にできる一連の束が串で刺したように連なっていることから、「串刺し」の名が付いたと言われています。
▲串刺し印刷(串刺し面付け)をすることで、断裁後に積み重なった束が番号順になる
番号順、名簿順、リスト順に並べて納品したい時に便利
この串刺し印刷ですが、ナンバリングチケット以外にもプライスカードや優待券、年賀状など、「番号順」「名簿順」「リスト順」に納品が必要な印刷物に活用しています。
(余談になりますが、印刷会社の年賀状印刷では、1枚の紙に年賀はがき4枚が田の字型に面付された「四面連刷はがき」を使用します。主に印刷会社での大量印刷用に販売されているはがきで、一度に4枚印刷できるのでコストダウンが図れます)
年賀状のような簡単なものであればオンデマンド印刷機で自動計算してくれますが、複雑なデータ処理が必要になるケースでは、自前で計算式を組んで対応することもあります。手前味噌になりますが、このあたりのデータ処理ノウハウのスキルが、小西印刷所ならではの強みではないかと思います。
というわけで、ナンバリングチケットやクーポン、出席票、入場証、招待券等のバリアブル印刷・オンデマンド印刷は、オリジナルシステムでのデータ処理を得意とする小西印刷所におまかせください!
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