

とても薄く、でも、この版はデコボコしていません。
ハンコのイメージは、インキの付くところは山、インキのつかないところは谷、
と言う感じですが、小西印刷所が使うオフセット印刷方式は、真っ平らでデコボコしていません。
そのままでは全体にインキがついてしまうと思いますが、
この版の表面には特殊な加工がされており、
文字や写真以外のところ(非画線部)には、水が染み込みやすくなっています。

そのため、水と油であるインキが反発して、正しい位置にインキをつけることができます。
デコボコがない版が印刷できるのは、こんな原理を使っているからなのです。
最近では、「無処理版」という方式を採用しています。
詳しくはこちらの記事>>「地球環境負荷を軽減する「刷版:完全無処理版」のメリットとは?」
ほかにもあります!「印刷の基礎知識」のシリーズ記事は以下より
印刷の基礎知識(1)やっぱり大切「紙」のこと
印刷の基礎知識(2)今さら聞けない「書体」(フォント)のこと