
従業員にはお弁当などが振舞われる嬉しい1日ですが、
このお祭りでは創業当時に稼働しておりました、ドイツハイデルベルグ社製のプラテン印刷機をお祀りしています。
このプラテン印刷機は、昭和5年に輸入したもので、当時高価な印刷機でまだ日本に数台しかなかったそうです。
非常に評判となり全国から毎日大勢の人が見学に来られたそうです。
至誠号と銘打たれたプラテン印刷機は、30年近く稼働した後、第一線から引退することになりましたが、小西印刷所創業者である小西初男は、至誠号の功績を讃え神格視し当社の守護神として尊崇し千秋殿に奉安することになりました。
小西初男は、「単なる宗教的思想でなく、この千秋殿を通じて人間お互いが品性を納めて有終の美を完うしたいと念願したものが千秋殿である。
ハイデル印刷機が、只記念品骨董品として千秋殿に納めたという事ではなく、お互い人間が先ず健康で長命をいたし晩年を幸福に千秋楽を納めたいと念願する。」としています。